航空会社に依頼する

オーストラリアETASをご利用予定の航空会社を通してETASを取得する方法をご紹介します。

尚、現状では航空会社が公式にETASの代理登録を行ってはおらず、あくまでも人道的な配慮から対応してくれることがあるということをご理解ください。

 

航空会社とETASの関係

日本からオーストラリアへ就航している航空会社は、LCCのジェットスター航空やオーストラリアのナショナルフラッグキャリア・カンタス航空、日本最大の航空会社日本航空JALなどがあります

これらの航空会社では、以前はサービスの一環として無料でETASの代理登録を行っている時期もあったようですが、残念ながら現在では各航空会社ともにETASの登録については渡航者自身がオーストラリア政府の公式サイトや旅行会社を通して取得するように案内しています。

航空会社でもETAS申請は可能

ETASはオーストラリア政府が実施している電子査証になりますが、このシステムは航空会社の航空券発券システムをベースとして開発されています。従って航空会社の発券システム上でもETASを申請、取得することができます。

そのため航空会社はいつでもETASを申請することが物理的には可能な状況です。しかしながらETAS登録には渡航者の旅券を確認し、システム登録するという作業、手間が発生するため無料登録のサービスを取り止めてしまいました。

その結果、現在では航空会社を経由してETASを取得するのは非常に稀なケースに限られています。

航空会社がETASを登録してくれるケース

万が一、ETAS登録を忘れてしまった場合、一番初めに気がつくのは出発日当日の搭乗手続き(チェックイン)の時になります。航空会社では渡航者がETASを登録しているかどうかを事前に調べる義務があるため搭乗手続き時にビザ取得の有無を確認しています。

その結果、ビザをお持ちでない場合には搭乗を拒否することが一般的なのですが、中にはその場で航空券の発券システムを利用し、ETASを登録してくれるケースがあるようです。

どのような状況であれば申請してくれるのかは定かではありませんが、あくまでも搭乗手続きを行っている航空会社スタッフのその場の判断により、人道的な配慮から登録してくれる事があるようです。

但し、全ての航空会社スタッフが登録方法を理解している訳ではありませんし、また知っていたとしても登録してくれる訳ではありませんので、ETAS登録は忘れないうちに行うようにしてください。