豪州電子渡航許可システム(Electric Travel Authority System)

オーストラリア政府の公式サイトがこのETAS(Electric Travel Authority System)になります。和名では電子渡航許可システム、別名イータスと呼ばれています。

このシステムは航空会社が利用している航空券の発券システムをベースとし、これを個人の方が外部からアクセスし、自ら電子ビザの登録をできるようにしたものです。

 

電子渡航許可システムETASの歴史

オーストラリア政府がこのETASを導入したのは1994年のことです。当時はまだウインドウズ95が発売される前ですから、世界は今ほどパソコンやインターネットが普及していなかった時代です。

これ以前はオーストラリアへ旅行に行くためには事前に大使館へ出向き、ビザ申請書を作成し提出しなければビザを取ることはできませんでした。当時は朝早く大使館へ行き、午後にビザを受給するというのが一般的でした。

このような面倒な作業を排除したのがこのETAシステムなのです。

旅行者、豪州政府に対するETAS導入メリット

ETASを導入したことにより24時間、どこからでもオーストラリアのビザを手に入れることができるようになりました。これは旅行者やビジネスマンにとって最も大きなメリットになりました。

また豪州政府にとってもこれまで大使館で行っていた作業を排除することができたことは人件費削減や業務の改善に大きく貢献したものと思います。

最先端の電子ビザシステムを構築したオーストラリア政府

海外旅行者が増加する中、ビザ免除という世界の流れに反してオーストラリア国民を危険から守るために豪州政府は全ての入国希望者に対してビザの受給を継続的に求めてきました。

より早く、より確実にそして旅行者を増やし、手続きを簡素化していく一見相反するこれらのことを、徹底的に突き詰めた結果、現在のような素晴らしい制度、システムをオーストラリア政府・移民省は構築したのです。

現在のオーストラリアのビザの殆どがオンライン申請に移行し、更にビザラベルやスタンプなども排除され、電子メールによる承認レター(パスポートにリンクしたビザ番号制度)のみでの渡航が実現しています。

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